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2007年6月 6日 (水)

229.遺書とは違います。

 
先日、このブログで、

静岡ビジネスレポート という、情報誌の記事を書いています」

とお伝えしましたが、ようやく本になって出来上がりました。
 
 
ジャジャーン。  ←大げさですね
 
 
 
こんな感じでできました。

  2

 

 

 

  

 

◎ビジネスレポート様
  私の書いたすごい文章を、こんなにきれいにまとめてくださって、
  ありがとうございました。これからも、どうぞよろしくお願いします。
  (感謝。パチパチ。)
 

今回は、修正なしバージョンでご報告します。

 
 
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家族全員で明るく前向きな遺言を
~遺言は遺書ではありません、家族へのラブレターです~
 

平成17年、家庭裁判所に相談された「相続」関係の件数は、全国で
約11万7000件ありました。「相続」関係の相談者は年々増え続け、
ここ15年間で2倍にもなりました。

また、現在、家庭裁判所へ相談に訪れる4人に1人は「相続関係の相談」
だといいます。事情は様々ですが、全国で『争族(争う相続、という造語)』
に発展してしまっているご家庭が、こんなにもあるのです。
 
 
なぜ、『争族』が増加しているのでしょうか。

これは社会問題と深い関係があります。離婚・再婚者、未婚者、子供の
いない夫婦の増加、内縁関係・・・などの「相続人関係の複雑化」が挙げ
られます。表現は適切ではないかもしれませんが、会ったことのない人
と財産の取り合い(遺産分割協議)をするということも日常茶飯事で行わ
れています。そして、ニートの増加、先の見えない低所得時代、希薄な
家族関係などから、「遺産をめぐる争いが熾烈化」しているからです。
  
  
では、『争族』に発展しないようにするには、どのようにすればいいの
でしょうか。
 
いろいろな方法がありますが、「遺言」はその中でも効果的な対策の
ひとつです。私たちも「遺言」をもっと多くの方へご理解いただけるよう、
静岡各地でセミナーを開催しております。

効果的ではありますが、一歩まちがえると、さらに複雑な争族へ発展
してしまうからです。近年、メディアからの中途半端な情報だけで気軽
に作成してしまう方も増えています。

その結果、残されたご家族が「さらにややこしい争族」へ発展してしまっ
たというケースも実際に増えているのです。
 
 
 
では、「遺言(生前)」と、「相続手続き(葬儀後の遺産分割協議)」との
違いは、なんでしょうか。

いちばんの違いは『本人の考えを示すことができる』という点です。
「遺言」の場合、例えば、“長男には○○を相続させる” “二男には
□□を相続させる” という本人の考えや気持ちを伝えることができ
ます。「遺産分割協議」の場合、葬儀後に相続人全員で協議するわ
けですから、もちろん本人の考えなどは繁栄されません。土地・家屋・
預貯金といった具合に、平等にわけることが難しいものを、相続人で
わけなくてはならないのですから、『争族』に発展してしまうのは、
仕方のないことだとも言えます。
 
   
 
このようなご家庭もありました。
ご両親が続けて他界され、兄弟3人が残りました。遺産は、土地・
家屋3000万円、預貯金1200万円(総額4200万円)でした。

長男:オレは一緒に住んでいたのだから、土地と家屋はもちろん
    もらいたい。預貯金1200万円を3等分しよう。
弟たち:何を言ってるんだ。3等分だから、1人1400万円ずつだよ。
 
 
結局、すべてを3等分することになりました。ご長男は家(3000万円)
をもらったかわりに、弟たちに借金を支払っています。普通のご家庭
でもこのようなことが起きているのです。そうなると、もちろんご兄弟で
顔を合わせる機会が減りますし、ご両親が亡くなった後は顔を合わせ
ていない、というご家庭も増えています。

このご家庭の場合、
「長男に不動産を、残りの財産のうち○○は二男へ、△△は三男へ」
という遺言があればよかったと思います。
「そんなことまで、わざわざしなくても」と思うかもしれませんが、
『親の役目』になっているのが、現状です。
おかしいと思われるかもしれませんが、これは「時代の流れ」なのです。
 
 
 
昭和22年、民法の大改正がありました。それまで、長子単独相続
だったものが、諸子均分相続になりました。それまでは第一子が
すべて相続する、となっていた民法が、兄弟姉妹みんな平等になって
しまったのです。

そして、この昭和22年生まれからが現在の団塊世代、です。
高度経済成長とともに、一生懸命仕事をし、便利なものを手にいれて
きた年代です。
 

2007年、この団塊世代の定年退職もそうですが、団塊世代のご両親の
相続がはじまってきています。親子間の考え方の違い、育った時代の
違いがご理解いただけたところで、「遺言」の重要性について考えていた
だきたいと思っています。

家族全員で明るく前向きな遺言を、ということで書き綴りました。

遺言を作成できる人は限られています。

15歳以上で、『判断能力のあるうち』です。
いつか書こう、死期が近づいてきたら書こう、というお考えは全くの誤解で
す。ご自身がお元気なうちに、残されたご家族が困らないように、愛する
ご家族のために、お子様たちが巣立った頃から考えはじめるといいでしょう。

「遺言」の重要性をお伝えいたしましたが、何よりも、家族全員で財産に
ついて話し合うことが大切です。お父さんの考えを一方的に押し付ける
のではなく、お母さんはお父さんまかせではなく、お子さんたちは意見を
出し合うべきだと思っています。その話し合いの結果を「遺言」といった形
で残しておけばいいのではないか、と思います。いかがでしょうか。

「遺言」作成に関しましては、様々な情報が飛び交っていますが、
私たちは、『100人いれば100通りの相続があります』とアドバイスして
おります。

財産内容、相続人の人数・関係はもちろん、お子様・お孫様の代までを
考えて作らなければ「意味のない遺言」になってしまいます。

また、遺留分(いりゅうぶん)という専門的な言葉ではありますが、この点
も考えないと「遺言があったから起こってしまったさらにややこしい相続」
に発展してしまします。

今回の記事をお読みいただき、前向きな「遺言」をお考えの方は、
当社までお気軽にご相談ください。
 

 
  
 

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