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2006年10月31日 (火)

138.問題点の多い遺言②

「遺産全部を妻に相続させます」
このような遺言をお考えの方、まってください。

話は、昨日の続きです

整理しましょう。

不動産や、保険、預貯金など、
だいたいのご家庭では、ご主人名義になっていますよね。

そこへきて、一家の主の遺言が「全てを妻に」というものなら、
それは、それで、残された奥様が心配ですから、
そのようにしたいという、お気持ちは汲み取れます。

「親父の考え(遺言)だから、そのとおりにしよう」 と、
子どもたちも、“お父さんのものが、お母さんのものになるだけのこと”
なので、文句をいう人は、誰もいないのが普通です。

それが、問題の先送りなのです。

じゃあ、お母さんが万が一の場合、どうなると思いますか。

お父さんが亡くなった時は、そのままお母さんのものになりました。
そして、ご両親2人の分が、子どもたちの代にうつります。

仲良く分けられると思いますか?

ご長男はご両親の面倒を見てきました。
大変ご苦労なさったことでしょう。

ご長男は、面倒もみてきたし、家を継いできたから、
この家も、この土地も、自分のものになると、思っています。
「そんなの当たり前だろ!!」って思っています。

そうですよね。その家を分けることはできないですんもんね。

ご長男は、そのほかの預貯金は、兄弟みんなで、仲良く、
分けようと思っているに、大変なことを言われます。

「本当に、これだけなの?」

そうです。残りの兄弟は、ご長男を信じていません。
これが実状なのです。

今まで、ご両親の面倒を見てきたのに、
「2人の財産は、本当にこれだけなの?」と、
真顔で弟妹たちに、聞かれるのですよ。

そして、こう続きます。

「お兄ちゃんには、家があるんだから」

そうです。
家をもらった分、そのかわりとして、借金をしてまでも弟妹たちに
現金を渡さなくてはならなくなるケースもあるのです。

信じがたいですが、これが実状なのです。

今まで面倒を見てきてくれた周囲の方々へ、
遺言、最後のメッセージ、残してあげてほしいと思っています。

「すべてを妻に」 「すべてを主人に」 

このような遺言は、残された子どもたちが必ず争族に発展してしまいます。

親がキチンと分けないと、自己主張の強い年代の子どもたちですから、
仲良く分けることができませんよ。

作成するのであれば、【もう一歩入り込んだ遺言】を、おねがいします。

その他、何かありましたら、いつでも、ご相談ください。
遺言、生前贈与、前向きな相続は、大歓迎です。

初回相談料は無料です。
財産の内容と、皆様がどうされたいか、簡単にお話しください。

私たち相続のプロが、様々な角度からアドバイスいたします。

 

 

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