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2006年10月12日 (木)

127.生前に。

遺言についてのブログを更新した日は、
とても、アクセス数が多いです。

ということは、やはり、
「遺言をお考えの方が多い」ということなのでしょうか。

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私は、遺言・生前贈与、賛成派です。

亡くなった後に、遺産を分けるとなると、
故人様の気持ち(考え)が、入らないからです。

そして、何より、
残された家族が取り合いをすることを避けたいのです。

なんだか、遺産分割って、漢字で書くとスマートですが、
とても気持ちが入り込んでしまい、スムーズに行うことができません。

「お父さんの面倒をみていたのは、私なんだよっ」

そうですね。今まで、大変でしたね。
娘さんが、そう言いたくなる気持ちもわかります。

「でも、おれは長男で、これからここを継ぐんだよっ」

そうですね。この家を守っていかなくてはいけないですね。
確かに、これからは息子さんが大変でしょう。

お父様は、兄妹でケンカになるなんて思っても見なかったのでしょう。

自分の子どもたちは絶対ケンカなんかしない、と思っていたのでしょう。

だから、遺言なんて残さなかったのでしょう。

それが、まちがいでしたね。

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何度も説明していますが、遺言は遺書じゃないんですよ。

「遺言?なに? 死ぬわけじゃないんだから、今つくらなくてもいいだろう」

そうじゃないんです。遺言は死ぬ前に作るものじゃないんですよ。

お父様が生前に、遺言を残しておいてあげれば、
子どもたちは、これからも仲良く手を取り合って暮らしていけるのですよ。

最後のラブレターですよ。宝物ですよ。

遺言には、≪付言遺言≫という、お手紙もつけられるんですよ。

「○○(娘さんの名前)、面倒を見てくれてありがとう。
 □□(息子さんの名前)、これからはみんなをまとめてほしい。
 
 ○○には今まで面倒をみてくれたので、××を渡します。
 子どもがまだ小さいから、これからお金がかかると思うけど、
 家族で仲良く、そして楽しい家庭を作っていくように。
 
 □□には、これから先祖代々の家を守っていってほしいから、
 ○○に渡す××以外のものを全部相続します。
 大変だけど、ここを守っていくように。

 そして、これからも2人で力を合わせて、生きてしいと思う。」

みたいな感じです。

どうしてこれを渡すのか、という理由をつけておくと、争うことは
限りなく0に近いです。

お父様の気持ち(お考え)があるからです。

お父様の気持ちを踏みにじってまで、兄妹ケンカはおきません。

いかがでしょうか。

注意:このようなラブレターを残しても、争族に発展してしまうケースも
    ございます。お父さんの「分け方」や、お子さんたちの「考え方」
    なのでしょう。

 

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