« 89.どんな仕事。 | トップページ | 91.大阪支部さん。 »

2006年7月14日 (金)

90.分割するにあたって。

ご両親と男の子3人の、5人家族でした。

お父さんは病気がちだったので、生きているうちに
先祖代々の[大事な種]を子どもたちに分け与えようと考えました。

長男、次男には、いくつかの種の中から、好きなものを選ばせました。
三男は、まだ幼かったため、種を渡すことはしませんでした。

それから間もなく、お父さんは天国へ行ってしまいました。

数年後、お母さんが病気になりました。
お母さんは、お父さんが長男と次男に種をあげたのに
三男には何も渡していないので、少し心配になりました。

「お父さんがまだ生きている時、長男と次男には種をあげたんだよ。」
お母さんは、三男にそう説明しました。
そして、お父さんから譲り受けた、残りの種を見せました。

「すきな種を選びなさい」
お母さんはそう言って種をみせました。
そうしたら、三男は「いらない」といいました。

その代わりに、三男はお金をもらいました。

きっと、三男は、種を植え、水をやる手間が面倒だと考えたのでしょう。
お母さんにもらったお金で、お花を買いました。

10数年後、お母さんもお父さんの後を追って、天国へ行ってしまいました。

その時、3人の兄弟の生活はと言うと・・・・

長男は自分の家庭を築き、家族仲良く暮らしていました。
もらった種は、高価な花を咲かせていました。

三男も、自分の家庭を築いて、家族仲良く暮らしていました。
もらったお金で買った花は、今もきれいに咲いていました。

次男も、自分の家庭を築いて、家族仲良く暮らしていました。
もらった種は、ごく普通の花でしたが、次男はそれで満足していました。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

おもしろくないのは、次男のお嫁さんでした。

長男は高価な花で、三男は面倒なことは一切やらないのにも関わらず、
きれいなお花を咲かせ続けているのですから。

次男の選んだ種は、ごく普通のお花でしたが、
次男は、種をお父さんからもらえたことに満足しているようです。

なのに、どうして、次男のお嫁さんは、怒っているのでしょう。
「種をもらったのは、あなたじゃないんですよ」

このあと、ご両親が大事にしまってあった残りの種とお金を分けるとき、
次男のお嫁さんは、横から口をだすでしょう。

「あなた(長男)は、高価な花をもっているでしょう。
あなた(三男)は、お金をもらってラクをしてきたでしょう。
普通の花だった私たちに、残っている種を多くもらう権利はありますよね?」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

このように、勘違いしている方が多いです。
相続人ではない方が、モメごとを作っていたり、大きくしていたり。

よくありますが、もう1度、いいます。
「あなたは、関係のない人なのですよ」

分割協議は、相続人さんだけで、話し合ってください。

|

« 89.どんな仕事。 | トップページ | 91.大阪支部さん。 »

おすすめサイト」カテゴリの記事

ウェブログ・ココログ関連」カテゴリの記事

生前贈与」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/50289/2647968

この記事へのトラックバック一覧です: 90.分割するにあたって。:

« 89.どんな仕事。 | トップページ | 91.大阪支部さん。 »