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2006年2月 3日 (金)

8.『争族』の続きです。

  先日の『争族』の続きになります。
  
  ・・・祖母が亡くなって、すでに10数年経ちますが、
  母は、伯父(母の兄)とはまったく連絡を取っていません。
  「次に会うのは、どっちか(母か伯父)のお葬式じゃないの」と
  母は笑いながら言ってました。
  私が「それは、もう会わないってことじゃん!」って突っ込んだら、
  聞こえないフリをしていました。なので、私もそのままにしました。

     祖母の死後、母は戸籍収集に大忙しでした。
     母は、もちろん祖母の実の子供でしたが、祖母の人生までは
     知らなかったので、戸籍を集めて、ビックリしていました。
     戦死したと言われていた祖父が、北陸方面で生きていたようです。
         
     母は、一生懸命集めてきた祖母の出生から死亡までの戸籍を
     大事に引き出しにしまっていました。
     当時、学生だった私は、興味津々で、
     こっそり戸籍を引っ張り出してみたのですが、
     まったく読み方が分からなかった記憶があります。
     
     
  ・・・この仕事について、ようやく戸籍の読み方が分かってきたので、
  実家に帰ったときに、こっそり引き出しから、引っ張り出して、
  「暗号(っていう感じですよね)を解きたい。私も事実を知りたい」と
  探したのですが、母は、それを感じてたのでしょうね。
  もう、すでに、引き出しには、ありませんでした。

     
     母は、祖母の死をきっかけに、伯父と疎遠になったこと、
     それだけでもショックなのに、
     祖父が生きていた事実を知らされて、
     やり場のない気持ちを抑えるのが精一杯だった時期もありました。
     でも、母には、何もしてあげられなかった気がします。

   
   私は、≪相続手続支援センター≫の仕事に携わるようになり、
   たくさんの戸籍(人生)を拝見させていただいてます。
   たくさんの人生を拝見させていただいてますが、麻痺しないように、
   いつも忘れないように、心に大事にしまっていることがあります。

   それは『相続人の方々の立場を考慮した上での行動、言動』です。
   幸い、私の上司や、先輩、スタッフ全員が、そのことを念頭において
   ベストを尽くしているので、未熟な私もその姿勢を見習うことができます。

     実は、祖母の戸籍を取得したときに、
     祖父の存在を知ったショックの他に
     もうひとつ、秘密が分かったのです。

     それは、あまり大きな声では言えません。
     でも「母と伯父の顔が似ていない」と幼い頃から
     思っていましたので、暗黙の了解、ということで
     現在に至るわけです。

  
  ですから、相続のご相談で悩んでる方がいらっしゃれば、
  遠慮なくご連絡いただければと思っています。

  痛み分け、という言葉は上手な言葉ではありませんが、
  話してラクになるようでしたら、遠慮なくご連絡ください。
  

     

  来週は、個人的な話は置いといて、少し勉強になる話をするつもりです。
  あくまでも、「つもり」です。

  また、来週も、お立ち寄りください。

  

       

  

 

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